by メディア総研株式会社
「社内のシステムが使いにくい!」
「IT部門は1人の担当者に任せている」
「生産ラインにAIやIoTを導入したけれど、いまいち効果がなかった」
「うちの工場にスマート化は必要ないよ」
「生産管理システムを導入する予算がない……」
一つでも心当たりがあったら。
あなたの会社が2020年代を生き残ることは難しいでしょう。
世界の大企業では、受注・生産・納品・経理すべての一元管理が進んでいます。
下請けである中小企業がその流れに対応しなければ、捨てられるのも時間の問題。
会社の運命を握るのは経営者の判断です。
”改革”を起こすには”今”しかありません。
『第四次産業革命』を学び、自社の経営に活かせるセミナーが、北九州で開催中です。
近年、IoT、AI、ビッグデータ、ロボット、デジタル・トランスフォーメーションなどの単語をよく耳にするようになりました。これらは全て「インダストリー4.0(第4次産業革命)」と呼ばれる技術革新の一部分なのです。
インダストリー4.0はドイツで提唱された、デジタルの空間と現実の物理空間を融合させる考えのこと。全ての企業に導入されている生産システムのフォーマットをそろえて、企業内だけでなく複数の事業者で連携したデジタルものづくりを目指します。
北九州工業高等専門学校 生産デザイン工学科 知能ロボットシステムコース
国立高等専門学校機構 研究推進・産学連携本部員
久池井茂 教授・博士(工学)
インダストリー4.0は世界中の製造業従事者の働き方を変えるインパクトをもたらしました。しかし、日本の製造業は世界に遅れをとっているというのが私の感想です。多くの中小企業は大手企業1社のプラットフォームに基づいた事業体系であることがほとんど。たった1社の独自フォーマットで成長した企業が、もし大手からの受注を失ったら? 他社と新たに契約したとして、新しいシステムに対応できるでしょうか。
そこで日本のものづくり業者さんにインダストリー4.0を知っていただくセミナーを開催中です。総務、会計、生産、販売と経営における全ての情報を一元管理する基幹業務システム・ERPや、製品の設計から販売、廃棄までの製品ライフサイクルを把握するためのツール・PLMなど、実際にどう運用するのか体感できるデモンストレーション型の授業です。会社が生き残るため、世界基準の企業になるため何が必要か気づきのあるカリキュラムを作成しました。
株式会社リョーワ
田中裕弓 代表取締役
・事業内容 油圧装置メンテナンス、画像による検査装置設計
・資本金 2000万円
・売上 376百万円(2019年3月)
・従業員数 25名
インダストリー4.0の本質を理解したいと考えたのが受講の理由です。
2020年以降、日本の景気が落ち込むと予想されるなか、自社の新たなビジネスモデルを構築するため2015年からMBAに通い、ドイツが提唱していたインダストリー4.0が今後の中小製造業におけるキーワードになると確信しました。そうしたなかでインダストリー4.0の勉強会を実施すると久池井先生にお聞きして、このスクールを申し込みました。
授業では事前に課題が出され、自社の現状を整理したうえで受講します。例えば「受注の連絡が来て何日で納期回答ができるか」という課題があり「当社では部品在庫の把握、現場の状況確認などで回答までに1時間、海外製品の場合は1週間ほど必要」と答えました。しかし講義ではシステムを使ってわずか数分で納期報告が可能なことを実例を挙げて説明いただき、衝撃を受けたのを覚えています。
「エグゼクティブスクール」はただ知識を詰め込むだけの座学ではありません。自社の強みと弱点を見つめ直す良い機会になりました。今ではERPの導入を考えています。弊社の事業である機械メンテナンスにも適用できるのか、実際にシステムを導入している企業も見学して決定するつもりです。
確かに10日間のセミナーへの参加は楽ではありません。だからこそ短い期間で意識が変わり、会社を変えるきっかけになると思います。経営者のみなさん、激動の時代を迎えるなか、今のままで中小製造業がこれからも生き残れるでしょうか? 社員のため、会社の永続のため、インダストリー4.0の本質を学ぶことができる本スクールの受講を心からおすすめします。
ミシマ・オーエー・システム株式会社
システム部 部長
落合誠司 取締役
・事業内容 OA機器販売、制御システム開発、ネットワークソリューション開発
・資本金 9000万円
・売上 766百万円(2019年度期)
・従業員数 33名
2019年度の「第4次産業革命 エグゼクティブ ビジネススクール」で、弊社が開発した管理シェルについてお話しさせていただきました。管理シェルは加工機に取り付ける通信インターフェースです。この管理シェルを準備すれば、20年前の加工機、最新型の加工機どちらでも全く同じ製品が製作できます。海外工場の稼働状況も把握可能で、世界規模で生産、加工、組み立てをデジタルで一気通貫するんです。管理シェルはインダストリー4.0において効率化を担う重要な要素だと言われています。講義後に「自社にも取り入れたい」と言ってくださる方が多かったですね。
「レガシーシステム」と呼ばれる、老朽化・肥大化・複雑化・ブラックボックス化した自社システムが多くの工場で残っています。経済産業省が2019年に発表したレポートによると、製造業だけでなくサービス業や金融業なども含め日本の約8割の企業がレガシーシステムを抱えているのです。中小企業にも世界基準の生産管理システムを導入することが求められています。
問題のあるシステムは維持管理費も高く、生産性も悪い。今後、自社のシステムを開発した技術者が定年退職を迎えてしまうとますますメンテナンスが難しくなります。本セミナーで、みなさまの企業が力を100%発揮できる環境づくりの道しるべになれば幸いです。